2011年07月14日

植物性グリセリンについて

植物性グリセリンは手作り化粧品にかかせない基材です。

<グリセリンの特徴>

無色透明で無臭の粘性のある液体でアルコールの仲間。安全性が高く使いやすい。
化粧品メーカーが一般的な保湿剤に採用していることが多いですので化粧水に入っています。
口紅や歯磨き粉にも配合されていることも。

グリセリン
水に溶けやすく水に溶けた状態で肌(皮膚表面)に染み込みやすいだけでなく
その水分をとらえて離さない性質が保湿につながっています。
アルコールの仲間なので精油が混ざりやすいのも嬉しいですね。

保湿だけでなく肌を柔らかくする効果もあるので
手作り化粧水だけでなく
アロマバスに加える利用法もおすすめです。

<グリセリンの種類>

グリセリンの原料は石油由来の合成系と植物系があり
グリセリンは植物性と動物性があるので
必ず化粧品には植物性グリセリンを使いましょう。

保湿効果が高く、手作り化粧水には必ず入れます。
空気中の水分を肌に引き寄せる性質を持っている保湿剤です。
フローラルウォーターをそのまま化粧水代わりにする時も
植物性グリセリンを入れて保湿力を高めましょう。

濃度98%以上の化粧品用の植物性グリセリン
USPグレード(99%以上)の植物性グリセリン
を選ぶのがポイントひらめき
ドラックストアでも手軽に購入できます。

<植物性グリセリンの使い方・取り扱い>

使い方の注意としては
保湿をたっぷりしたいからといって
入れすぎると逆に肌が乾燥してしまいます。
レシピの植物性グリセリンの量を守って使いましょう。
10%までなら超しっとり保湿になりますが
15〜20%以上になると逆に肌の水分を奪い出します。


使用量 全体量の5%
保存期間 3年以内
保存方法 冷暗所、密封保存

抽出: 主にパーム椰子(椰子類)
産地: マレーシア・南米、オーストラリアなど
化学名:1,2,3-プロパントリオール(グリセロール)といわれる3価のアルコール

<グリセリンとグリセリンカリ液の違い>

日本薬局方の製品にグリセリンと似た名前のグリセリンカリ液があります。

グリセリンカリ液はグリセリンに水酸化カリウムを加えた水溶液で別名ベルツ水といいます。
皮膚の角質を柔らかくすべすべにする効果があり
かかとなど固くなりがちなフットケアにはグリセリンカリ液がおすすめexclamation×2

グリセリンは濃度を薄めて使いますが
グリセリンカリ液はそのまま使います。


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posted by bonne at 10:45| 手作り化粧品の材料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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