塩素系漂白剤は、まな板、ふきん、茶ぶし取り、お風呂場のカビ取りにとついつい使ってしまいがち。
ドラックストアでもかなり安価で販売していますし...。
塩素系漂白剤の成分は次亜塩素酸ナトリウムと水酸化ナトリウムという化学物質
酸性タイプと混ぜると発生する塩素ガスへの注意が必要。
ビネガー(酢)やクエン酸を掃除に取り入れているなら酸性タイプになるので
一緒に使うことはやめましょう。
水酸化ナトリウムも目に入ったら失明する危険性があります。素手で使わないように
塩素系漂白剤のパッケージにある使用方法や注意事項をよく読むと
気軽には使えないと実感します。
では塩素系漂白剤を使わない生活の実践をご紹介します。
家庭では酸素系漂白剤とエタノール、重曹とクエン酸による消毒・殺菌・漂白をおすすめします。
エタノールの詳細 エタノール・アルコールとは
*消毒効果はアルコール80%に薄めると効果が高くなります。
<酸素系漂白剤で漂白>
酸素系漂白剤は合成界面活性剤の入っていない「過炭酸ナトリウム100%」を選びましょう。
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白い粉状で水に溶かして使います。
溶液は活性酸素の泡が発生してカビや雑菌を殺したりシミを漂白してくれます。
重曹より強いアルカリ性のため、肌の弱い方はゴム手袋をして作業しましょう。
まな板、ふきんには水1リットル+大さじ1/2につけて殺菌・漂白します。
お風呂のカビも漂白できます。
まずは普通の汚れを落としてから
酸素系漂白剤を使う前に普通に落ちる汚れは落としておきます。
汚れがついたままだと漂白の効果が小さくなります。
洗濯に使う場合も活性酸素が汗や皮脂の普通の汚れを落とす分解するほうに使われてしまって
黄ばみやカビを分解する力が弱くなってしまいます。
黄ばみなどを落としたい場合はまず普通の洗濯をしてから。
<キッチンにはエタノール+重曹>
・まな板とふきんの殺菌・消毒にはクエン酸水やエタノール消毒をします。
水200ml+クエン酸小さじ1をよく混ぜてスプレー容器に入れ
一日の終わりにまな板にスプレーしておきます。
まな板の上にふきんをのせてスプレーするとふきんも一緒に殺菌・消毒できます。
すぐに殺菌・消毒したい時には消毒用エタノールをスプレーします。
生野菜を切る前、お肉や魚を切った後などすぐに除菌したい時に使います。
・茶ぶしやコーヒーの汚れ
コーヒーカップのしみ、湯のみについた茶ぶしは重曹をスポンジにつけて
洗います。
重曹に研磨効果があるので簡単に落とせます。
・電化製品などについた手あかは重曹水で拭きます。
アルカリ性の重曹が酸性の手あかなどの汚れをきれいにしてくれます。
重曹水はぬるま湯200ml+重曹大さじ1をよく混ぜてスプレー容器に入れ
スプレーしながら布で拭き取ります。
・冷蔵庫の中や汚れたパッキン部分はエタノールをスプレーして拭きます。
<手作り化粧品の容器を消毒>
手作り化粧品は防腐剤が入っていない無添加であるぶん、
きちんと管理しないとすぐ腐敗してしまいます。
作った化粧品も保管は冷蔵庫が一番です。
手作り化粧品を入れる容器は必ず、消毒用エタノールで消毒してから入れましょう。
ボトルに1/5程度のエタノールを入れてふたをし、よく振ってボトル内全体を消毒します。
スプレー容器の場合はスプレーを押して管の部分もしっかり消毒します。
キャップのある容器はキャップもエタノールをかけておきます。
さかさにしてよく乾かしてから使いましょう。
クリームの容器などは
ティッシュにエタノールを含ませて拭きとります。
<メイク道具のお手入れにエタノール>
エタノールをティッシュやコットンにつけてメイク道具を拭きましょう。
ビューラー、爪切り、毛抜き、眉はさみなど簡単にきれいになります。
エタノールはアルコールですので可燃性のため絶対に火気に気をつけて掃除しましょう。
また換気も忘れずに